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	<title>次世代情報都市みらい &#187; 人文科学</title>
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		<title>民話とは何か</title>
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		<pubDate>Wed, 13 May 2009 14:05:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>齊藤 貴義</dc:creator>
				<category><![CDATA[人文科学]]></category>
		<category><![CDATA[民話]]></category>

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		<description><![CDATA[民話とは、民間に口頭で伝承されてきた説話、つまり民間説話の略称です。学校の歴史や国語の教科書では、その時代の文化の特徴を把握するために文学作品などが採り上げられることが多かったと思いますが、文学を創作したり鑑賞したりして [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>民話</strong>とは、民間に口頭で伝承されてきた説話、つまり民間説話の略称です。学校の歴史や国語の教科書では、その時代の文化の特徴を把握するために文学作品などが採り上げられることが多かったと思いますが、文学を創作したり鑑賞したりしていたのは、貴族・武家・豊かな町人などごく一部の知識層です。庶民の文化、とりわけ、文字で書かれた言葉よりも話し言葉が多かった伝統的な農村社会の文化を知るには、口頭で語り継がれてきた民話について知る必要があります。</p>
<p><strong>民俗学</strong>では日本各地に存在する民話について膨大な研究の蓄積が存在しますが、民話は文学に勝るとも劣らない豊かな創造性を持っていること、文学に多大な影響を与えていること、同じテーマの民話でも地域によって多彩な変化を見せていること、民話を通じて農村社会の様々な側面が見えてきていることなどが指摘されています。また、民話は必ずしも大昔のものだけとは限りません。現代においても新しい民話が発生することがあり、その代表的な例として「学校の怪談」などがあげられています。民話は大きく、神話・伝説・語り物・昔話・世間話に分類することができます。</p>
<p><strong>神話</strong>は、共同体の祭儀の中で司祭者が唱えます。クニ、人間、土地の起源を説く創世神話、神々の活躍を描いた英雄神話など、その共同体にとって疑いえない真実が一定の韻文で叙述されています。日本の神話というと古事記のような文献神話をイメージしがちですが、その土地に土着の神話も日本各地に存在しますし、奄美列島や沖縄には本土とは大きく異なった独特の神話が存在します。</p>
<p><strong>伝説</strong>は、古老によって代々伝承されてきた民話です。伝説は神話と同じように人々の信仰対象ですが、その内容は神話のように壮大なものではなく、特定の地名・樹木・岩・建造物に結びつけて語られたり、英雄や聖人の業績を称えるものであったりします。また、神話のような特定の叙述形式は存在しません。例えば過去に悲恋の出来事があったから、この樹木を切り倒すと「たたり」が起きるという言い伝えなどは、伝説に含まれます。</p>
<p><strong>語り物</strong>は、専門的な語り手が、祭儀の場所などでしばしば伴奏楽器を伴って演じる民話です。実在したとされる史実に沿って、中世や近世における英雄の業績などが語られます。内容は英雄の悲劇に関するものが多く、人間存在の限界や不幸がテーマとなります。語り方には一定の形式が存在します。</p>
<p><strong>昔話</strong>は、語り爺や語り婆が家の炉端で子供達に話して聞かせる民話です。内容は本当に存在したかどうか漠然とした話題が多く、語る者自身も子供用の架空の物語であることを自覚しています。昔話には一定の語り方があり、リズムが存在します。話の途中を省略してはならないし、余計な内容を挿入せず、自分が子供の時に聞いて覚えたとおりに話さなければなりません。また、「昔々あるところに」「トント昔あった」などの決まり文句で始まり、１文が「…したとさ」という伝聞の形で終了し、「めでたし、めでたし」「ドンピン、サンスケ」「一期栄えた」などの決まり文句で終了します。</p>
<p><strong>世間話</strong>は、諸国を渡り歩いた人々や、現代ならば情報通の人々によって語られる民話です。世の中で実際に起きたと言われている不思議な話が語られており、語り方に特定の形式は存在しません。民俗学で世間話についての本格的な研究が始まったのはごく最近のことですが、現代の世間話である都市伝説や学校の怪談についても幾つか研究成果が出始めています。</p>
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